「クッ、ここはオレにまかせろ!」

家族パンデミック逃避行その2です。

この時点で私のマイルストーンは以下の3つです。

  1. 家族を3/22に出国させる。荷物が多いので車で空港まで2往復。
  2. 車を売却する。
  3. 自分が3/26に出国する。

アメリカが空港を止めないだろうか。外出禁止令が出て、車屋が閉店にならないだろうか。そして日本側で、検疫強化されて移動が制限されないだろうか。これらが懸念材料です。

3/20

アメリカ・メキシコ間の国境が基本的に閉じました。カナダは既に閉じているので、もう飛行機しかない!

3/21
ワシントン州におけるシアトル市のとなりのEverett市が外出禁止になりました。ワシントン州は、集会を厳しく禁じるなどの措置により外出禁止と同等の結果を得ているとして外出禁止令を出していません(ありがたいです)。しかしEverettについては、公園で市民がぜんぜん距離を取らずに集まって遊んでいることを目撃して、市長が怒りの発令です。

https://www.junglecity.com/news/city-of-everett-directed-all-residents-and-business-owners-to-stay-home/

シアトル市長におかれましては、同じ様に怒らないでいただければと思います(懇願

アメリカの疾病管理予防センター(CDC)が日本への渡航注意レベルを最高の3に引き上げました。日本人には影響ありません。

このへんで、どうやら日本側がアメリカから帰国する邦人も欧州等と同様検疫強化し、空港での検査による足止めと公共交通機関使用禁止、隔離2週間ということになるようだ、発動は1週間以内だ、という情報が得られてきます。この時点で私自身は諦めました。23日夕方着の家族はどうなるでしょうか・・・

3/22

妻子の帰国日になりました。無事JALは運行していました(涙
シアトル空港はガラガラで、手続きもすぐおわりました。

ここはオレにまかせて、お前たちは先に行け!
物語ではよくあるシチュエーションですが、人生、ときにはそういうこともあるんですね。

かくして我が家は一時的に国際的に分断されました。

シアトル時間の深夜に、家族が無事帰国し、特に検疫で待たされるということもなくスムーズに実家に到着したという知らせが来ました。

無事見送った後の安堵感はひとしおです。

3/23

日本時間26日0時から、上記の対アメリカ検疫強化が発動することになりました。私は2週間隔離となる予定です。でもいいんです。無事日本に入国さえできれば。

アメリカの州で外出禁止にするところが増えてきてました。お隣のオレゴン州も今日おふれがでました。

次の重要な仕事として、車を中古車ディーラーに売却しました。外出禁止のEverettの例だと、non-essential business(生活に不可欠な事業以外の事業)は休業になっていたので、今日まで心配でした。ディーラーに、あなた方はエッセンシャルなのかと聞いたら、「ウチはエッセンシャルだ。なぜならウチには修理部門がある。こういう状況だから人々は車が必要で、車のメンテナンスは必要だろ?」と言われて、すごく納得しました。

車の代金を小切手でもらったのですが、いつものように銀行スマホアプリで写真を撮影して預け入れようととしたら高額すぎてNGだったので、車を失った私はわざわざバス(いま、ウイルス対策で市内全部無料なんです)で隣町の支店まで行って入金してきました。ついでに非居住者になるにあたり事務手続き書類(W-8BEN)を提出していることを確認するなど、最終的な指南をうけました。

これで帰国前の手続きはおわり、あとは飛行機をまつだけです。
広くてなにも無くなった我が家で、静かな時を過ごしています。

咳をしてもしなくても一人。

コロナウイルスは、人と人との距離を分断します。






コメント

人気の投稿