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終章。 一人シアトルに残った私は生活の最終的な後始末を行いました。 そしてついに、3/26のJAL便が無事飛び、3/27に帰国できました。 空港では検疫で5分ほど問診を受けましたが、熱がない人はウイルス検査をすることはなく、すぐに開放されました。残念ながら3/26からアメリカよりの帰国者は強化検疫の対象になりましたので、自宅待機2週間となります。公共交通機関の使用は禁止されているので、弟に迎えに来てもらい、家族の待つ実家に帰りました。 本当にいろいろありましたが、再び家族が一つになりました。 全員無事帰国できたことに感謝です。 私は1年の滞在の最後の1ヶ月でこの天災に翻弄されました。いわば予期せぬラスボス登場といったところです。「どう戦略的に撤退するか」だけを考えればよかったので、むしろ比較的幸運だったと言えます。滞在の初期や中期、あるいは出発直前でこの危機に見舞われたら、と思うと背筋が寒くなります。帰国に際してはシアトル滞在の似た境遇の日本人の友人たちに大変お世話になりましたが、まだこの先も滞在期間が残っている方々で、今後の事態の推移によってはこのまま滞在か、早期帰国か、考えなければならないという方もいらっしゃいました。心中お察し申し上げますとともに、微力ながら日本からできることは応援したいと思っています。 それほど遠くない未来、人類の叡智により日本、シアトルそして世界がこの災禍を克服し、我々に日常がもどるでしょう。その時またシアトルを短期で訪れ、残りの実験をするとともに、友人たちと昔話をしたいなと思っています。 とりあえず、新生活の準備をして、来学期の準備をしなきゃ・・・ 日々のニュースが気になる毎日ではありますが、帰国をもちましてこのシアトル5人家族サバイバル日記はひとまずおしまいにします。 皆様、1年間ご支援ご声援ありがとうございました。 Reunited!

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