4/19 家族で宿題タイム
子どもたちが学校に通うようになり、勉強を開始しました。
子どもの下校が日本より早く、バス停まで親が迎えにいかねばならず、夫婦で送迎を分担すると私も帰宅が早くなり、必然的に家族全員で過ごす夕方の時間が増える。すると家族での「宿題タイム」が取りやすい状況になります。
連絡帳のようなもので、宿題が指示されます。
K学年の次女は、特に宿題もないですし、元気に遊んでくれていれば結構。
「〜って言いたいんだけど、どうすればいいのかな」、という要望を受け、その都度「トイレに行きたいです」「一緒に遊ぼう」「たのしいね」などの名刺くらいのサイズのひとこと英語カードを作り、持たせています。
4th gradeの長男は、読書の課題が出ていますが、どんな本でも別によいとのことなので日本から持参した日本語の本や図書館で借りた英語の幼児向け絵本などを活用しています。
問題は長女です。日本だと6年生相当学年ですがここでは中学1〜2年生相当学年です。
全世界から様々な学習レベルのこどもたちが集まる学校ですので、決まった教科書はなく、それぞれの学習レベルを診断し、適するレベルのクラスに振り分けられます。とはいえ、完全に個人に沿ったカリキュラムにはなりきっていないので、数学も未知の単元ですし、英語もそれなりに複雑です。
今後現在の特別教育学校Bilingual Orientation Centerから地元の学校Neighbourhood Schoolに転籍したときに、学習面で一番苦労するのは長女であると思われるので、親としても気合を入れて彼女の教育に取り組む必要を感じます。
よくアメリカ駐在妻blogなどで語られているのは、アメリカでは子どもの宿題を親が助けるのが前提になっているが、親も学習内容の英語や指示文の英語を理解するのが難しく、親にもハードな勉強である、という嘆きです。
その点、我が家は恵まれています。妻は教師ですからね。妻:指導担当。私:通訳&サバイバル英語担当+(いまのところ出番ないですが)高度な数学担当、という感じで、万全の体制がとれます。
今年おろそかになってしまうかもしれない、本来日本にいたら受けていたはずである日本の教育内容についても、持参した教材とネットからダウンロードできる教材が充実していますので、適宜使っています。アメリカ教育と日本教育、単純に全部やることは負担が大きすぎるので、日本のものは必要に応じて、という感じですけれども。
今回の移住は生活としてはサバイバル感満載ですが、こと教育に関しては、妻の「まあもしアメリカの教育にうまくフィットしなければ、家で勉強すればよいよ」という力強い言葉に支えてもらい今の私達があります。たいへんありがたいことです。
この1年でどのような教育を子どもたちに与えるか、そして私達親はなにができるか。もう動き出していますが、議論する時間はたっぷりあります。時にぶつかりながらも、納得できる成果を得たいものです。
教育についてすこし衝撃をうけたのは、シアトル公立学校のサイトにログインすると、3人の子どもの1授業単位での出席状況と、週単位での成績「A,B,C,D」そしてGPAなどがリアルタイム更新され、いつでも閲覧可能であるということです。これが可能な制度設計がされていることがすごいです。小学校はそこまで更新頻度や成績判定がきっちり更新されませんが、中学校はかなり厳密に行われてます。
アメリカは日本に比べて教師の裁量が少ないということを風のうわさでは聞いていましたが、ここまで日々のカリキュラムがきっちり決まっていたら、それはそうだろうなと思いました。それが良いか悪いかはわかりませんが、日本に比べて学校とのコミュニケーションが文化的言語的理由によって難しい我々にとって、教育内容が逐次共有されていることは好ましく思います。知れることはなんでも知りたいという思いですから。
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