4/24 エスプレッソ師匠にコーヒーの入れ方を習い、ユーロピアンなカフェタイム

滞在している大学の建物には「エスプレッソルーム」があり、わざわざ専用の鍵をvisiting scholarの私に提供してくれています。大学院生と職員のみ利用可能な部屋です。専用slackチャンネルもあります。

このエスプレッソルームは私のとってなかなか愉快な社交の場になっています。

所属するCenter for Game Scienceの事務員さんであるフランス出身婦人Ouraniaさんと、シベリア出身エンジニアのDmitriさんが、朝研究室にいると朝からコーヒータイムに誘ってくれます。

Dmitriさんはとても几帳面で、手取り足取り使い方を教えてくれたのですが、使用後の掃除の仕方とか、器具を保管するときに置き方の角度とかまですごーく細かく教えてくれました。そこまでやる?というレベルです。

彼はこの部屋の保守にかなり力を入れているらしく、coffee masterと呼ばれています。
彼はことあるごとに"Coffee is more than art. "
といいます。いかにも彼らしいです。


3人で朝からゆっくりと30分くらい談笑するのですが(そのゆったりまったりな時間感覚自体がカルチャーショックですが、これがユーロピアンスタイルなのでしょう)、不慣れなアメリカの文化について、初心者の私の相談に乗ってくれるので勉強になります。皆さんなんだかんだで祖国に誇りを持っているのか、結局「だからアメリカはクレイジーなんだよ!」みたいな結末になることが多いですが。

特にOuraniaさんがすごく毒舌で、容赦なく典型的お国柄批判ジョークをぶち込んできます。
私が「シベリアではどんなコーヒーを飲むんですか?」とDmitriさんに聞くと、Dmitriさんは几帳面なので「シベリアではコーヒー豆は栽培には向かないので、まず・・」と細かいFactから喋り始めるんですが、間髪入れずOuraniaさんが「知ってるわよ。ウォッカ入れて飲むんでしょ?」と切込みます。私は吹き出し、Dmitriさんは閉口。

私がDmitriさんに教わったやり方でテキパキとカプチーノを作ると、Ouraniaさんが"Efficient Japanese! "と皮肉を言います。
これがエスプリってやつですかね??

小気味よいので真似したいんですが、どのへんからただの差別発言になるのかよくわからいのでまだ自重してます。

語らいの中で私が炸裂させたアメリカンジョークを一つ披露させてください。

「このEspresso Machineはスバラシイね。オレも日本ではEspresso Machineを持っていたけど、荷物が増えるのでアメリカに持ってくることはワイフに反対されたんだ。代わりに持たされたMachineがあるんだけど、なんだと思う? ワイフのSewing Machineだぜ! HAHAHA!」

P.S. ロシアお茶事情

ロシアンティ:
ロシア人は紅茶にいちごジャムいれて飲むんでしょ?と聞いたらDmitriさんがありえない!とかなり憤慨してました。一部地域でお茶と一緒に砂糖漬けしたベリー類を食べる習慣はあるけど、一緒に入れることはないそうです。

samovar:
ロシアではsamovarという芸術的な道具があって、お湯を沸かしたり茶を抽出したりします。ちょっと欲しい。
https://www.google.com/search?q=samovar







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